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活動報告

現役お笑い芸人が教える「お笑いや音楽をやっている友人にイベントへ誘われた時の『体のいい断り方』」(前編)

  • 2016年4月5日
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FUNBESTの矢島伸男です。

皆さんのご友人またはお知り合いで、お笑い芸人やミュージシャンなどをされている方はいませんか?私も現役のお笑い芸人として、たくさんの芸能関係の知り合いがいます。

知り合いに芸能人がいる場合、そこそこ有名だったらいいんですが、まだ駆け出しだったり、さほど売れてなかったり、「こいつ本当に実力あるんか?」「平日はフツー会社員で、週末に趣味程度でやってるやつなんじゃねぇの?」っていう方も正直いますよね。

そういう人からたまにメールが来たかと思えば、

「○月○日にライブがあるので、もし良かったら見に来てね!」とか、
「○月○日にイベントで出演するから、良ければ遊びに来てね!」的なお誘いのメールだったりして、げんなりすることもあるんじゃないでしょうか?

…と、ここまで書いている私ですが、かくいう私もお笑い芸人ですから、はっきり言って、メールを送る側の立場の人間です。なぜそっち側の人間がこんな記事を書いているのかといいますと、送る側(誘う側)と送られた側(誘われた側)のお互いの気持ちを知るべきだと思ったからです。

まず第一前提でお伝えしておきたいのは、個別でメール(メッセージ)を送っている時点で、誘う側は相当追い込まれている、ということです。

考えてもみてください。今のご時世、SNSが誰でも簡単に使える時代です。自分の出演情報を流そうと思えば、不特定多数にバンバン流せます。ある程度の告知活動なら、これで済ませることができるはずです。

しかし、「1億総SNS時代」に突入した今、出演情報を流すことは3つの理由によって有効な手段ではなくなっています。

1つ目は、すべての人が「来てください!」「遊びに来てね!」という誘い文句の記事をあげられるようになり、それらが膨大な記事の量と流れの速さによって、タイムラインのトップからすぐ姿を消してしまうという点です。

2つ目は、「ミュート(twitter)」「フォロー解除(Facebook)」機能が付いたという点です。おそらく1つ目の理由と関連しているのですが、「もうこんなに膨大な量のタイムライン追いたくないわ!」という一部の人の要望に応えるような形で、「なるべく見る必要のない記事は見ないように設定しよう」ということで、友人でありながら、鬱陶しいと思った人が書いた記事を見れなくする機能がつきました。

これは告知する側にとって見たら、まぁー恐ろしい機能ですよ。だって、友人であるにもかかわらず、相手からは「こいつの書く記事告知ばっかりだな」と思われてて、その気持ちを悟られないようにミュートにできるんですから。「何その仮面ともだち状態?」と思いますが、まぁ、角が立たないよりはいいですよね。

「でも、それは告知ばっかりの記事をあげ続けて、鬱陶しいと思われる方が悪いんじゃないの?」と思った方。それと同じことを、本人に直接言えますか?パフォーマー・クリエイターにとって、告知活動は生命線です。たとえ鬱陶しいと思われていても、それを止めることはできません。まぁ、直接言えないからこそ、ミュート(フォロー解除)機能ってものがあるんでしょうけどね笑。そういう意味じゃ、よくできた機能だと思います。

3つ目は、そもそも有名ではない人がどんなに告知をSNSにあげたところで、「何の引きもない」という点です。有名人がSNSを通じて、何かのイベントを企画して参加者を募れば、それなりに反応もあって人も集まります。ただ、有名ではない人が有名人ぶってSNSに告知をあげても、「ふーん…で?」となります。これはもはや、町中で大きな独り言をしゃべってる変な人と同じレベルです。そして、大きな独り言のまま、過去のタイムラインへと埋もれていくわけです。

ここまででお分かりいただけたかと思いますが、今のを簡単にまとめれば、
・誰もが告知をできるから、告知そのものがSNS上にあふれすぎている
・友人という関係を続けながら、本当はウザいと思っている友人の記事を見れないようにすることができる
・そもそも有名でない人の告知は、SNSでデカい独り言をつぶやくようなものである
以上3点の理由から、SNSの告知活動は、思ったよりも有効ではないのです。

とは言いつつも、有名じゃないパフォーマー・クリエイターは、それ以外の告知手段に出られるような人脈も、お金もありません。結局は、「あんまり意味ないけどなー」と思いつつ、SNSに頼らざるを得ません。

そういう人たちから、ある日突然、「○月○日にライブあるから来てね!」とメールが来ているのです。想像力を働かせてください。ここまでどういう経緯があったと思います?

ライブを成功させたい

期待はできないけど、とりあえずSNSに告知を流す

うまく効果が出ない(優先度の低いライブなら、ココどまりです)

何としても成功させたい(優先度の高い)ライブの場合、それでは困る

結果、個人にあたりまくるしかない。

個別にメール・メッセージ作戦しかない

つまりはこういうことなんです。私自身、パフォーマー・クリエイターの知り合いが多いので、個別でそういうお誘いが来たら、「おぉ、これは相当に追い込まれているな」と思います。逆に言うと、個別で送るということは、それだけ送った相手にとって真剣に臨んでいるイベントだということです。

だからこそ、送られた側の皆様には、個別でお誘いがきたライブは、SNSにバーッと流れているような告知よりも重要度が高く、本人も意識を高く持ってやっているライブなんだということをご理解いただければと思います。

では、このようなお誘いが来た時に、どうやって断るのがいいのでしょうか?
長文になってしまいましたので、この続きはまた日を改めて書きたいと思います。

それでは!