FUNBEST ≪話し下手の方必見!≫「すべらない話」をする4つの手順―笑いのズレ理論から― | FUNBEST


Report

活動報告

≪話し下手の方必見!≫「すべらない話」をする4つの手順―笑いのズレ理論から―

  • 2015年8月24日
54755178c23572431d265cf911334213_s

どうも、FUNBEST代表/モクレンの矢島です。

僕は月に1度、とある雑誌でコラムを連載しています。

どんな記事を書いているかというと、笑いの力をビジネスの中で使って、よりよい成果を上げていこう、という趣旨のものです。2011年の5月ぐらいから連載しているので、かれこれ4年半ぐらいになります。

4年半前、僕はまだ24歳。よくもまぁ、24歳の若造のコラムを連載することを許してくださいましたね…。本当に出版社の方々には現在に至るまで感謝しかありません…。

(結構文才はあると思うので、執筆業の仕事も募集してますよ…ぼそっ)

さてさて、今日はフジテレビ系列の人気番組からスタートし、いまや誰もがご存知のワード、「すべらない話」について書きたいと思います。

「僕は人前で話をするのが苦手…」
「人を笑わせるのが苦手…」
「いつも話をすると変な空気になる…」
「すべらない話をしているつもりが、いつもすべる…」

という方は、ぜひともお読みいただければと思います。今回は、笑いの理論(どうしたら笑いが発生するか)から、「ズレ理論」をピックアップして、「すべらない話」をするときのコツをご説明します。

笑いの理論―モリオールの3理論から―
モリオールが1995年に出版した著書『ユーモア社会をもとめて』(森下伸也訳,新曜社)によれば、笑いの理論は、大きく3つあるといわれています。
1つ目は「ズレ理論」。価値観の変化や立場の逆転などで、物の見方にズレが生じて笑う、という理論です。
2つ目は「優越理論」。「自分は相手よりも勝っている」と思ったときに笑う、という理論です。一方で、難しいタスクを達成したときに生まれる充実感や自己肯定感を伴う笑いも、「過去の自分と比べたときに生じる優越」であるといえます。
3つ目は「放出理論」。社会の約束事によって抑圧された心的エネルギー(緊張状態)がジョークやユーモアに刺激され放出することで笑う、という理論です。

「すべらない話」の3要件
これらを踏まえると、話で人を笑わせる、つまり「すべらない話」を成立させるには、以下のことが重要であることがわかります。
・話に出てくる登場人物や状況に何らかの変化(ズレ)を起こす必要がある。
・話を聞いた者に何らかの優越感を持たせる必要がある。
・話の中に緊張感を持たせ、最終的にそれを放出する機会を与える必要がある。
以上3要件を満たすのは本当に難しいと思います。
表現力が豊かでしたら、抑揚をつけて話すことで、緊張と緩和をコントロールすることができます。しかし、一朝一夕には身につかないものなので、「放出理論」はここでは省きます。
「優越理論」には、「他人を落として周囲に優越感を与える」方法と、「自分を落として周囲に優越感を与える」(いわゆる自虐ネタ)の2種類がありますが、不用意に他人を落としたりすると人を傷つけてしまう危険性があるので、それを積極的に行うこともオススメしません。落とす対象が特定できない(まったく見ず知らずの人)のであれば話は別ですが…。
と、いうわけで、ここでは「ズレ」に焦点をあて、筆者自身の研究により導き出された「すべらない話」のコツを、4つの手順に分けて紹介します。このフォーマットを使って、ぜひ日常会話に挑戦してみてください。

「すべらない話」フォーマットで自身の体験談を話す

1.「これは、○○の話なんですけど…」と切り出す。
実は、これが本家の「すべらない話」で最も多く登場する話の切り出し方です。
「これは僕が小学校の時の話なんですけど…」や、「僕が電車に乗っていた時の話なんですけど…」と話すことで、エピソードトークにおける話し手の立ち位置が明確になり、それより先の話がすんなりと入るようになります。
「物語の展開には起承転結が必要だ」という言葉をよく聞きますが、ここはまさに「起」の部分といえるでしょう。

2.さらに自分が置かれていた状況(自分が何をしていたか)を説明する。
「承」は、物語の状況を事細かに整理していく部分です。ここでは、自分が置かれていた状況を説明することが重要になります。
話術が巧みな芸人は、状況の説明だけでも簡単に人を笑わせることができると思いますが、読者はそこまでのレベルに到達する必要はありませんので、無理に笑いを取ろうとせず、あくまでも状況を説明することに集中しましょう。
最大でも3文で状況を話せるようにしておきたいものです。それ以上になると、説明が長ったらしくなり、聞き手の集中力がオチまで持たなくなってしまいます。

3.変化(ズレ)を与えたモノの存在を明確に示す。
「転」は、物語を大きく展開させる部分です。ここでは、どのような人や物によって状況が変化したのかを明確に示し、「この出来事によって、物語に大きな変化が現れる」ということを聞き手に伝える必要があります。この部分の説明が不足していると、ズレの誘発が弱くなり、笑いどころがボヤけてしまいます。

4.自分(または周囲)の変化(ズレ)を明確に示す。
「結」は、笑いの世界では物語に「オチ」をつける最重要の部分です。ここでは、変化を与えたモノによって、自分(または周囲)がどのように変化したかを説明する必要があります。
実は、笑い話をするのが苦手な人は、4.までを説明せずに3.を話しただけで満足してしまうケースが非常に多いんです。もちろん、話の中で変化が大きいのは3.なのですが、聞き手にとって最も気になるのは、「その後どうなったのか」という自分(または周囲)の反応なのです。

以上の手順を参考に、面白いかどうかはわかりませんが、話し方の例を挙げておきたいと思います。

「これは、僕が電車に乗ってた時に実際に起こった話なんですけど(1)、僕が座ってマンガを読んでたら、サラリーマンが隣で僕の漫画を盗み読みしてたんですよ(2)。そしたら、サラリーマンがいきなり席から立ち上がって、『やばい、乗り過ごした!』って言ったんですよ。マンガに夢中で降りるの忘れちゃったんでしょうね(3)。その後普通に座って、また僕のマンガを見始めたんです。『いや諦めてなかったのかよ!まだ読む気かよ!』って思っちゃいました(4)」

ご参考になりましたか?もちろん、これに限らず、笑い話ができるようになる方法は色々とあると思いますので、ぜひ色々と調べてみてください!

それでは、今日はこの辺で!