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活動報告

すべて激白。過去3回開催における「モクレン単独」集客の軌跡

  • 2015年8月29日
モクレン

どうも、モクレンの矢島です。

さぁ、モクレン第4回単独公演「ノーマーク」の開催まで、残り27日となりました。現在、ネタ・映像・物販など、様々な準備が着々と行われております。

それとはまったく別に、我々モクレンが、この時期ぐらいから頭を痛めることがあります。

そう…それは、「集客」です。

単独公演をするのに、お客様がいなかったら話になりません。じゃあ誰のためにライブをやるんだって話になります。

「3か月に1度の公演をやる!」と決意したからには、それこそ「必死の外交戦」で、多くの人にモクレンの活動を知っていただき、味方になって応援していただくほかありません。

そんなモクレンが、過去3回の単独公演でどんな集客の戦いをしてきたかご報告します。応援していただいているからこそ、僕たちの活動について知ってほしいのです。

まぁ、読み物としては、「売れていない芸人が、必死に単独ライブを成り立たせようとするとどうなるのか」という感じで楽しんでもらえれば幸いです。

≪第1章:ご祝儀予約と気楽な僕ら≫
2014年12月23日。モクレン第1回単独公演「ノータンの冒険」は、15時と19時の2公演でした。場所は阿佐ヶ谷アートスペースプロットです。椅子席だと40、ベンチ席にすると60が定員という小劇場です。
何しろ使用料金が、売れていない芸人には嬉しい値段設定。本当に小屋主の方には足を向けて寝られません。藤原さん、本当にありがとうございます。予約人数の推移は以下のとおり。
・開催1か月前→15人
・開催1週間前→25人
・開催3日前→40人
・開催前日→70人
・開催当日→100人(当日・関係者含む)
初回ということだけあって、「おっ!モクレン単独やるんだ!」という風な反応で、開催1か月前にして割と多くの人がご予約してくださいました。こういうのを「ご祝儀予約」って言ってるのは僕だけでしょうか。最初はみんな気前がいいんですよね。第2回目以降、あんな地獄を見ようとは…。
開催1週間前でも、目標人数100人と掲げていたにも関わらず、その4分の1しか達成していませんでした。
ただ、最初の頃は、「まぁ、スッカスカでも別にいいよね。単独やること自体チャレンジだし!少なかったら『すくねぇなオイ!』って言って笑っちゃおうぜ!」的なノリだったので、そんなに不安ではなかったですね。
結果的に、開催3日前ぐらいになって、「あれ、これ、このままじゃやばいんじゃね?」とはなりましたけど(笑)。
まさか当日、多くのお客様にお越しいただいた感動と、野村くんがいてくれたことの感謝で、客前で僕が号泣することになろうとは…。お恥ずかしい(笑)

≪第2章:2匹目のドジョウはいなかった≫
2015年3月7日。モクレン第2回単独公演「青春コンプレックス」も、第1回と同じく15時と19時の2公演でした。場所はしもきた空間リバティ。定員85名で下北沢駅から徒歩1分の、駅チカ優良小劇場です。
ここにした経緯は、12月の単独が終わった時に、「よし、3か月に1度のペースで単独やろう!早速、3か月後の劇場を押さえるか!」となった時に、予約したいところが全滅で、たまたまココが空いてたんです。
いや、別に「使いたくなかった」わけじゃなくて、この劇場は100近く収容できるわけですから、2公演で必死に頑張って100の僕らにはまだ身分不相応な感じがして、パスしてたんですよ。
ただ、結果的にココしか空いてない!ってことが分かって、「よっしゃぁ、ピンチはチャンス!何なら2公演やってどっちも満員にして、200入れてやろうぜ!」なんて血迷ったこと言ったりしてましたね。その野望は数週間後、見事に打ち砕かれることになるんですが。予約人数の推移は以下のとおり。
・開催1か月前→10人
・開催1週間前→30人
・開催3日前→47人
・開催前日→81人
・開催当日→120人(当日・関係者含む)
第1回と比べてみたら分かりますが、明らかに予約の動き出しが遅くなってます。僕らも「2回目から僕らの真価が問われる」と思ってたので、その点は懸念してました。
中には、第1回の単独直後に、第2回目の予約をしてくださったファンの方もいらっしゃいましたが、そのような方はまったく稀有な存在で、基本的には「単独をやる」ことへの関心が薄れていくんだなと思いました。
そりゃ確かに、3か月に1回単独ライブやるって、芸人にとったらかなりのハイペースなんですけど。ただ、普通のお笑いライブに出るのをやめた分、ファンの皆様に単独を楽しんでいただきたいという思いでやってましたので、そういう思いが浸透するまでは辛抱するしかねーなー、と、その時に覚悟をしましたね。
あと、やっぱり営業でネタをした後なんか特にそうなんですけど、「僕ら近々お笑いライブに出るんですよ」っていうよりも、「僕ら近々単独ライブやるんですよ」って言ったほうが、単純にウケがいいんですよね。
だって、営業で「モクレンのネタをどこかで見たいなぁ」と思った人は、何十組も出るお笑いライブに僕ら目当てで数分だけネタを見るよりも、単独でがっつり90分ネタを見たいと思うのが普通ですもんね。
そういう点では、普通のお笑いライブに出ない分、営業の接近戦で必死に単独ライブの開催を売り込んで、数十人くらいの人がそれで来てくださったのは、僕らにとっても非常に大きな経験になりました。
あぁ、僕らのことを新しい人に深く知ってもらってるなぁ、って感じがしました。
そんなこともありつつ、「ご祝儀予約」がない中、何とか2公演で120人にご覧いただけました。また、電話やメールに加えて、LINE、twitter、Facebookなど、あらゆるSNSを駆使して連絡しまくりました。まぁ、7割方返ってきませんでしたが。
こういう時に、自分がいかに応援されてないか、また人望がないかが分かりますね。日頃の人間関係構築を怠ると、しっぺ返しを食らうということを学べたので、いい経験になりました。

≪第3章:自分が壊れていく音を耳にした日≫
2015年6月13日・14日。モクレン第3回単独公演「FUN is BEST!!」を2デイズ4公演で行いました。場所は阿佐ヶ谷アートスペースプロット。前回の反省を生かして、第2回単独を行う1か月前から押さえてました。
あ、そうそう。3か月に1度のペースでやるんだとしたら、次回分の準備を同時並行でやらなきゃいけないんだな、ってことを学びました。単独1か月前の時には、その次の単独が4カ月前に迫ってるってことですから、そのために場所を押さえて、チラシも作らないといけないんです。
まだ単独の本番が終わってないのに、その次の単独の準備まで頭を働かせないといけないので、たまに、「あれ、今ってどっちの準備してるんだっけ?」となり、頭が混乱状態になりました。
まぁ、それもこれも「3か月に1回、単独やります!」なんて言った自分が蒔いた種ですから、どんな化学肥料でも使って、土地がやせようがなんだろうが、絶対に収穫してやろう!!っていう思いでやりました。
最初に「第3回は2デイズね」って野村くんに言ったとき、「あ、はい!」と口にはしているものの、顔は完全に「こいつ、頭おかしいんじゃねぇの!?」っていう表情だったこと、今でも忘れられません。
ただ、1日開催だと、その日終日で予定が入っている人は当然見に来れないわけで、その中で、「2日開催だとありがたいなぁ」とおっしゃられていた方もいたので、やっぱり2デイズがいいかなって。
まぁ、そう思ったのがすべての地獄の始まりだったんですけどね。以下の予約推移を見てくだされば分かります。
・単独1か月前→7人
・開催1週間前→60人
・開催3日前→85人
・開催前日→108人
・開催当日→150人(当日・関係者含む)
開催1か月前、まさかの予約7人!!!!これはビビリました。その日僕はおぞましい怪獣に踏みつぶされる夢を見ました。それから二度寝して、ゾンビに追いかけられる夢を見ました。こんな仕打ちがありますか!?
何がびっくりしたって、「2日開催だとありがたいなぁ」と言っていた中の1人にライブの詳細をLINEで連絡したら、参加・不参加の返信もなく、まさかの既読スルー!
いや、こっちはほぼお前のためにといっても過言じゃないような形で2デイズにしてんだよ!!その上で既読スルーって!「うわー、こいつガチに受け取っちゃったよー」的な感じで引いてたんか!?
まぁ、色々な感情がこみあげてきましたが、もう広げた風呂敷を空っぽで縛るわけにもいかず、「1人でも多くの人にモクレンの活動を知っていただきたい!」という気持ちは変わらなかったので、諦めずに全力で挑戦することにしました。
ちなみに、開催1か月前に予約が7人だってことを野村くんに伝えた時、野村君は今年イチのすべらない話を聞いたかのような爆笑をかましてくれました。そりゃそうだわな、数だけ聞いたら笑うしかないわ。
そこからは、もうとにかく第2回単独以上の電話作戦、メール作戦、SNSによるPR作戦でした。あまりに必死すぎて、僕のことをミュートにしたtwitterユーザーの方、フォローをやめたFacebookユーザーの方もいるはず。その節はご迷惑をおかけしました。…あ、どうせ見れてないですね。思い届かず。
もう毎日眠りが浅かったのを覚えてます。自分で自分が壊れていく時の音が聞こえたような気がしました。
映像も編集できてない。ネタも満足に練れてない。その上集客もままならない。何もかもが未完成すぎて、自分が何を優先したらいいのかが分からなくなりました。パソコンの前で何もしないで、キーボードを眺めたこともありました。
ただ、そんな僕にとって、大きな力になったのは、やっぱり予約してくださるお客様でした。第1回目から毎回予約してくださるお客様も多く、その方のお名前をメールで確認して、つい涙が出ることもありました。
もう、とにかく1人ひとりの予約メールが有難かった。お客様だって時間がない中、何とか予定を空けて我々の公演を見に来てくださっている。その方々のために僕らは何ができるかっていえば、もう、全力で笑わせるしかないって。
お客様のおかげで、肚(はら)が決まりました。集客に悩んでどうしようもなくなっていた僕を奮い立たせてくれました。僕はお客さんに助けられ、励まされました。
そしてライブ本番。フタを開けてみれば150人のお客様にご覧いただけました。当日にお越しいただいたお客様も20人ほどいらっしゃいました。直前の直前まで、僕らのために予定を調節してくださった皆様に感謝しかありません。

≪第4章:そして、伝説へ…≫
現在、9月25日~27日に行われる第4回単独公演「ノーマーク」の準備に取り掛かっています。相変わらず、目を覆いたくなるような予約の動き出しですが、それが僕らの持ち味なんでしょう。きっと僕らのファンの皆様は、お忙しい方が多いに違いないのです。
過去3回の単独公演を踏まえて、我々の環境も大きく変わってきました。何より「仲間」が増えました。リピートで見に来てくださるお客様も、運営として単独に協力していただける方も増えました。
ライブ主題歌を提供してくれたploughの荒井遼太くん、作家として携わって下さる甲斐裕之さん、プロの技術で裏方をサポートしてくださるチームみんとん、物販に協力してくださる大吟嬢のごとさん、企画映像のデータを提供してくれた痛ドルイベント主催のさちこさん。他にも色々いらっしゃいますが、本当に応援してくださる皆様に、改めて感謝申し上げます。
僕も他人に頼るのが苦手で、すぐ1人でいろんなことを抱え込んじゃう性格なので、そういう自分の悪いところを見つめ直して、日々運営に全力を尽くしてまいります。

今後とも、何卒宜しくお願い致します。そして、「ノーマーク」ぜひお越しください!!

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